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TRAIL RUNNING

2025 Mt.FIJI100 【レース DNF 編】

Vol.000155 / Date:2025.4.27

2025 Mt.FIJI100  【レース DNF 編】

やる気が空回り、大失敗のスタート、そして天子山地での過酷さ。

★今回のルート★

移動距離73km 時間16:38:37 累積標高3,000m

去年は初めての100mileで44時間かかったけど、楽しい思い出いっぱいで元気にゴールできました。色々と勝手がわかる分、準備も練習も少しですが気が楽でした。

モニュメントと富士山 いよいよです

Mt.FIJI100

仲間みんなで合流 みんながんばろう!

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エキスポでも写真とった仲間

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とにかくワクワクが止まらない!

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若い二人は初100mile  入賞でした 

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鏑木さん いいこと言ってたなあ

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六花さんの苦労や愛情が伝わりましたよ ありがとうございます

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いよいよスタート 調子よかったー

鉄塔の渋滞です 楽しい序章

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富士宮に到着 

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三時間ちょっとでここまできました。 渋滞があったのに、結構まじめに走った結果です。  スタート17:30の時点で少し肌寒いのでレインを羽織って前を開けて走っていました。それが良くなかったようで大量に汗をかいていて、インナーメッシュ(ファイントラックドライメッシュ)とサロモンドライTシャツがベチョベチョでエイドで止まると寒かった。そしてなによりレインシェルが全体に汗を吸収して重く色も濡れた色に変わっていた。とにかく寒い。ずぶ濡れのコンディション。シェルは今回新調したサロモンのS/LAB どんな環境でも、雨や寒さを防ぎ汗を外に逃がし常に快適を保つ高機能シェルのはず。。 しかし現実は上半身がずぶ濡れで寒くてお湯を500ml一気飲みしフラスク2本にお湯を入れて胸ポケへ。 持ってきた保温水筒に熱湯を入れてエイドをあとにした。

充実したエイドでバナナ二個たべました

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天子山地に入ります 何度も試走した

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長者ヶ岳 4℃とさむい

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とにかく寒い、身体が動かない  上半身がずぶ濡れのまま、天子山地を進んですごい上りが連続ですが寒くて寒くて死ぬんじゃないかとおもいました。 僕は28歳まで北海道に生まれ育ったからこそ、極寒の怖さを何度も経験してます。 とにかく寒さが怖いし弱いんです。 おそらく低体温になってるから走れなかったし、ぼーとしちゃう。  それでも低体温で頭が回らない事を認識してしっかり考えるとようにしました。 まずは、シェルパンツを履く、アームウォーマーをつける、バフをネックウォーマーにする。 しかし、ずぶ濡れの上半身でシェルも水分をふんだんに吸い込んで重く、身体は温まらなかった。 意を決して、上半身を全部脱ぎ、長袖のウォームインナーに着替え、汗を拭き、エマージェンシーフーディーを着てレインシェルを来ました。 これはだいぶ改善されましたがガクガク震える身体が走って走ってはくれなかった。 

天子山地のラスボス 熊森山

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ここからは冗談だろ! って言うくらいの急下り 寒さから来たのかわからないですが、この前後でなんども吐いてしまい、ぐったり おいえなを受け付けない身体になって補給もできない感じでした。 アスリートコーラジェルは飲めたので150kcalは摂れました

麓エイドに到着 

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名物の富士宮やきそば

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まったく食べる元気もなく、冷え切った身体をどうにか温めたくてスープを10杯程度のみました。

麓エイドで何人も横になってた

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思ったより下界も寒いです。 麓エイドは大きな焚き火を炊いてあったかくなっているのですが、今年は寒かった。

麓エイドを後にします

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寒さが改善されないままエイドを後にします 
ただまだまだやる気満載です!!

寒くて余裕が無く撮影できなかった 竜ヶ岳まできました

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雲の中で気温も低いし小雨が降ってるのでとにかく寒い

少し下ったところで眺望ありました

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本栖湖湖畔の売店でみなさん 休憩してます

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下山しても寒くて身体が動きませんでした。 この写真思わず撮ったんですが、半袖でアイス食べてる選手が数名いました。 ほかにも自販機からコーラ買って飲んだり。。 なぜこんなに体感温度が違うのか、羨ましかった。僕はあったかいコーヒーを買って胸に抱いて進みました。でも身体動かない。。

樹海コースはジョグで楽しむところですが、身体が動かない

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この時くらいにリタイヤを考えました。 たくさん自問自答して、周りの方も頑張ってる姿が羨ましかった。

精進湖エイドに到着

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このエイドに到着する前から、辞めると考えてました。何度も考え直しましたが、着替えのある北麓公園まではここから6時間は掛かりそうです。寒い身体で行くのが恐怖でここで終わりにしました。あとから冷静に考えると仮眠所にストーブもあったので、濡れたウエアを少し乾かして身体を温めてお湯を持って走れば行けた気がします。でもそんな事考えつかず、自分は無理だとなってました。 サポーターがいればここで着替えられたとも何度もかんがえましたが、いないものはしかたない。 そんな頭の中でぐるぐるするのがウルトラトレイルっぽいなって思いました。 弱い自分はここまでです。

田舎汁 こんな美味しい食べ物があるのか

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体育館は仮眠室です 寒かった

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仮眠室というのを初めて使いましたが寝れないよ

これがリタイヤする人のバス

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お世話になりたくなかったサービスですね。

ボクの2025 Mt.FUJI100 は終了です ナサケナイ

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二ヶ月ぶりのビール んーやっぱり晴れやかな思いで飲めないのでいまいちでした

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ベストはもらえなかった でもたくさんの思い出の品をもらった


不甲斐ない結果で終了しました。 スタートから前半、風よけにレインを着たことが最大のミスです。サロモンのSLABの最高峰のシェルだったので浸透性を信じて使ってましたが、汗をかきすぎて内側から浸透した水分は蒸発しきれなくシェル全体を重くして水分が溢れていた。ファイントラックメッシュをインナーに着ていたので、Tシャツから汗が滴って何度も汗を絞った。そこに来て、天子山地で一気に気温が下がり、ペースも落ち寒さが身体を動かなくさせた。
寒さ対策で持っていた山と道のアルファ素材アームウォーマーをつけたがベチョベチョになり寒くなった。これもミス。耐えられないほどの寒さなので、意を決して、上半身全て脱ぎ、長袖のウォームインナーに着替え、ノースフェイスの
エマージェンシフーディを着て、その上に濡れたシェルを着た。 これでだいぶ改善された。しかし濡れたシェルは重いまま。でもここまで寒さ対策にと、色々持ってきたなと自分に関心しつつ
股関節が明らかに動かない状況になり、寒さと震えからだと理解しつつ
麓エイドで焚き火にあたりスープを飲み、お湯を持って出発したが寒さが改善はされませんでした。
竜<ヶ岳の下りがうまく下れずにやばいなーと思い始めました。その後、本栖湖の半袖でアイスを食べている選手をみて、羨ましいなあと思いつつ、今回は自分はやばいなと思い始めまた。寒さに以上に反応してしまう自分に気づきました。 結局、弱いって事なんだけど
今回のりタイヤで色々また学びました。それでも、本当に楽しくって来年も出たいとスタート前から思ってました。絶対来年は完走したいよ。UTMBから決別したことで素晴らしい大会になっている気がしました。汗臭く、キツく、おじさん多くて、癖強い人ばっかの
100mileレースがオシャレな感じに昇華している。でもしっかりキツイしクリアするには、それなりの苦労も練習も必要。

大会関係者の方々のセンスと努力、情熱を感じます
ボランティアの方々のレベルの高さと対応の素晴らしさ
このブログを見てますよ! って話かけてくれたランナーさん
一緒に練習してくれた皆様
心配かけてるスタッフ、家族
いつもありがとうございます。

また挑戦しますので、その時はよろしくお願いいたします。

サロモンに性能について問い合わせて回答をもらった 

Mt.FIJI100

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素材はPertexR Shieldというもので、 透湿性能としては非常に高く、参考の値としまして、 体重60kgの人が1時間に約900mLの汗をかいた場合でございましても、 24時間問題なく発汗による湿気を透過させることができます。 ただし、透湿性能とは、元来、汗をかく際に発生する「水分」ではなく、 「水蒸気」を吸収して外に逃がす機能となります。 今回はトレイルランニングレースという激しい運動下での使用とのことでしたので、 素材の持つ性能以上の発汗量が想像されますが、そのような場合、 生地に水分が付着し、通常の透湿機能を妨げてしまう場合がございます。 そのため、ご希望にはそぐわないとは存じますが、ご使用の場面としましては、 大量に汗をかかない程度の運動時に防風、防寒、防水を主目的にご着用いただき、 レースなどの大量の発汗を伴う場面では、脱ぎ着しながらコントロールをしていただくことをお勧め申し上げます。
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SLABだからと性能を過信した自分が間違っていた。蒸気どころか滝汗だったので、サウナ状態だったんでしょうね。 ウェアリングから出直します。


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